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今秋、初の日本開催が決定!
インターロー世界大会を展望する

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 アジア、欧州、南北アメリカにいたるまで、世界125の都市に約70の加盟事務所、約8000名もの弁護士が加盟するインターロー(INTERLAW)。メンバー同士が国境を越えてシームレスに協力し、各国の依頼者たちが展開するグローバルビジネスを強力に支援する国際的弁護士ネットワークだ。今秋、インターロー世界大会が日本で初めて開催される。日本唯一のメンバーファームである桃尾・松尾・難波法律事務所の難波修一弁護士に、インターローの概要や東京で開催される世界大会の展望を聞いた。

(制作/レクシスネクシス・ジャパン広告出版部)



――桃尾・松尾・難波法律事務所では、インターローのネットワークを通じて、国際的な案件を数多く手掛けておられます。他の国際的な弁護士のネットワークなどに比べてインターローがユニークな点と、メンバーファームであるメリットについてお聞かせいただけますか。

 インターローの大きな特徴は、メンバーとなる法律事務所の選考にあたり「1都市1事務所の原則」を貫いていることです。現在、世界で70の法律事務所、約8000名の弁護士で構成されています。また、ボードメンバーらが各地域の法律事務所の情報を管理し、常に新たな加盟事務所の選定や勧誘などを行っています。
 例えばアジア・パシフィック地域を例に見ると、現時点では、まだメンバーとして登録されていない台湾の法律事務所の選定作業を行っています。そうした法律事務所については、所属する弁護士の国際法務における能力はもちろん、現地での評判やインターローへの興味や熱意などを総合的に評価したうえで、メンバーに迎え入れるかどうかを判断します。最終的には、各地域のボードメンバーが実際に当該事務所を訪れデューデリジェンスを行うなど、選考は慎重かつ厳正に行います。

 このように、各地域で質の高いリーガルサービスを提供している法律事務所だけがインターローのメンバーとなることができます。加えて、「北米・中南米」、「欧州・中東・アフリカ」、「アジア・パシフィック」という3つの地域のそれぞれで、毎年各地域会議が行われ、年に1度は世界大会が実施されます。当職にしてもそうですが、そうした場で頻繁に各国メンバーの弁護士たちと顔を合わせることで、気の置けない友人のような強い信頼関係を構築できます。
 それ故に、それぞれに独立した法律事務所でありながら、互いの力量や人柄を深く知ることができ、クライアントからの国境をまたぐ依頼に対しても、インターローに加盟する各国の弁護士と協力することにより、より良いサービスを、迅速かつ適切に提供することができるのです。


――最近では、日本の大手法律事務所が海外に進出するケースも増えています。そうした自前主義に対して、インターローのネットワークにはどのようなメリットがあるのでしょうか?

 そもそもインターローは、80年代にリーガルマーケットがグローバル化し、各国に拠点を構える大規模法律事務所が続々と誕生するなか、「世界の中規模の法律事務所が、グローバルな法律業務の提供に関して、グローバルに展開する大規模事務所と比較して、どのようにしたらより良いサービスを提供出来るのか」をテーマに生まれたネットワークです。いわゆる中規模法律事務所が各国に支店を出すことは現実的ではありませんが、インターローでつながる各国の法律事務所同士は、完全に独立した事務所同士でありながら、支店があるのと同様にシームレスな連携が可能になります。
 インターローの各メンバーは、それぞれの地域で高い評価を得る法律事務所であり、依頼者のためにベストを尽くすという共通したポリシーを有しており、さらに、各自が常にリーガルサービスの質を維持・向上させる努力を続けています。従って、我々インターローのメンバーファームは、グローバルな法律業務に関し、インターローというネットワークを通じて、サービスの質及び迅速さの点において、世界中に拠点をもつ大規模法律事務所に勝るとも劣らないサービスを提供することができるのです。


――今秋にはインターローの世界大会が東京で開催されます。日本での世界大会は初めてとのことですが、どのような経緯で東京開催が決まったのでしょうか?

 インターローの世界大会はネットワークの創設以来、毎年開催されています。各地域が持ち回りで開催国となり、昨年はスペインのバルセロナで開催されました。世界中をカバーするインターローのネットワークのなかでも、日本は、国の経済力の観点からも重要視されており、東京は都市としての人気も高いので、メンバーからは以前より東京での開催を望む声も多く、大いに盛り上がる大会になると思います。また、私のボードメンバー 注1)としての任期もあと2年で終わりますので、その間に東京開催を実現したいという思いもありました。

注1) 難波弁護士は、各地域から選ばれる合計で10名のインターローのボードメンバーを2012年から務め、現在ではアジア・パシフィックを代表するインターローのヴァイス・チェアマンを務めている。


――東京での世界大会ではどのようなプログラムが予定され、どのような意義を持つ大会になるとお考えですか?

 インターローの世界大会は3日間をかけて行われ、新たなメンバーファームの紹介や決算の承認といった事務的な催しから、M&Aをはじめとする各専門部会での会議や情報交換など、さまざまなプログラムが用意されています。なかでも今回のハイライトは2日目の特別セミナーです。東京大会では、我々のクライアントでもある日本企業の法務部門の方々をお招きして、「グローバルコンプライアンス」をテーマにしたセミナーを行う予定です。
 現在は日本企業が海外に拠点を持つ例は珍しくありません。それぞれの地域や国で実務や慣行が異なる中で、いかにグローバルなコンプライアンス体制を維持・構築していくかという問題には多くの企業が頭を悩ませています。そこで今回のセミナーでは、国際的に事業展開をしている日本の企業において、責任者として実際にグローバルコンプライアンス体制の構築・維持を担当しておられる法務部門の方々を講師としてお招きし、自らの経験も踏まえたお話をしていただいた上で、インターローのメンバーである外国の弁護士とディスカッションを行っていただく予定です。同様の問題を抱える日本企業の皆様にとっては、極めて参加する価値のある、有意義なセミナーになるものと確信しております。


――日本企業の方々にとっては、さまざまな国の弁護士と知り合うよい機会になりそうですね。

 まさにそれこそが、世界大会を東京で開催する大きな意義になるのではないでしょうか。大会には世界各都市にあるすべての加盟事務所から100名を超える弁護士が参加します。例えば、どこかの国でのビジネスを考えている日本企業の方がおられれば、もちろんその場でコミュニケーションを取っていただくことが出来ます。我々としても、そうしたコミュニケーションを通じて、日本企業の方々により深くインターローという国際的なネットワークのメリットや、各国の優秀な弁護士たちの存在を知っていただければと考えております。


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インターロー世界大会日本開催に向けたプロジェクトメンバー
左から、大江弁護士、難波弁護士、竹村弁護士、ピーター弁護士


Profile

難波 修一 (Shuichi Namba)
[桃尾・松尾・難波法律事務所/マネージングパートナー 弁護士]

◎82年東京大学法学部卒業。84年弁護士登録(第一東京弁護士会)。87年アメリカ合衆国コロンビア大学ロースクール卒業。アメリカ合衆国ニューヨーク州Weil, Gotshal & Manges法律事務所、アメリカ合衆国ニューヨーク州バンカーズ・トラスト銀行勤務の後、88年アメリカ合衆国カリフォルニア州弁護士及びニューヨーク州弁護士登録。89年桃尾・松尾・難波法律事務所開設。







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