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「発注者」という言葉では足りない

株式会社8bit、 弁護士法人ファースト法律事務所 髙本 徹、 藤井 総

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Web制作の現場で起こりがちな事例から学ぶ、発注トラブル回避法。 第1回

 2015年8月に、『Web業界 発注制作の教科書』が弊社から刊行されます。「営業とディレクターの話が違う」「依頼していたプロジェクトが社内事情で中断。制作費用はどこまで支払うべき?」「欲しいデザインのイメージがなかなか伝わらず、追加費用を請求された」など、Web制作の現場で起こりがちなトラブル事例を、Web制作のプロフェッショナルの視点、法律家の視点から解説します。

 著者の株式会社8bit常務取締役/ディレクターである髙本徹氏、顧問先企業の90%以上をIT企業とする弁護士法人ファースト法律事務所代表 藤井総弁護士は、本書の8月リリースを控え、現在原稿の最終チェック中。その合間を縫って、本書の読みどころや読者へのメッセージ、そしてWeb業界に今後増えるであろう発注トラブルのトレンドについて、語っていただきました。

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Web業界 発注制作の教科書
Textbook of Outsourcing Work in Web industry

髙本 徹、 藤井 総 (著)

定価:¥3,200+税

出版社:レクシスネクシス・ジャパン(2015年8月11日)
ISBN-13: 978-4908069291



――本書の読みどころや、ご執筆で苦労した点はどんなところでしょうか?

髙本 今回の『Web業界 発注制作の教科書』は、2013年に出版した『Web業界 受注契約の教科書』の発注者版です。


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 正直なところ、受注者側も発注者側も、側は違えどトラブルとなる内容は結構被りがちなんですね。
 過程は違うけれども、そこから導かれる現場対応の結論は同じというか……。そこをいかにダブらせないか、という点に腐心しました。
 発注者版の特徴としては、SEO、広告マーケティングがらみの話です。これは発注者側にありがちな問題ですので、今回新規に作成しました。
 ほとんどの事例が、私の実経験や見聞きした話を通して生まれたものなので、トラブル事例のリアリティと対応策は、かなり共感を持って受け入れられるんではないかと思います。


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藤井 髙本さんと同じですね。いかに前作と被らず、発注者側の役に立つ内容にするかに苦心しました。
 その中でとくに悩んだのは、「発注者という存在の設定」と、「法律論として解説を展開するかどうか」についてです。
 通常、法律家が書く本は、「発注者」という抽象的な存在を前提に、法的な論点ごとに事例を挙げながら法律論が展開されます。色々なケースで参照できるよう、対象は広く設定した方がよいですし、法律家が読む分には、法的な論点毎にまとまっている方が検索しやすいからです。

 しかしそれでは、本書の対象読者である現場の発注担当者の方には、おそらく届かないだろうと考えたのです。抽象的な話ではイメージが湧いてきませんし、現場の方が知りたいのは法律論ではなく、トラブル事例とその対策だからです。
 本書では、「発注者」と言っても、エンドクライアント、元請け、代理店という三種類で、具体的に設定されています。
 この三種類の発注者にそれぞれ起きがちな業界特有の問題を、法的な論点ベースではなく、リアリティのある事例をベースに解説を展開しているところが、通常の法律書にはない特色です。

 そもそも、本書は法律書ではなくて、現場の方の手引きとして使っていただくことを想定した極めてプラクティカルなマニュアルだと思っています。




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